あらゆるニーズに対応できるシュレッダー

SSI-Dual-Shear-M120

愛知県豊川市-加山興業株式会社様

廃棄物処理業者が環境ソリューション企業に成長するには?

加山興業に尋ねてみましょう。日本の産業廃棄物処理業者である加山興業株式会社(以下株式会社は略)は、創業以来73年間、変化する世界の中で常に学び、改善し、革新してきた。

1951年、加山勇雄は戦後、日本の産業ブームによって排出された大量の廃棄物を目の当たりにした。増え続ける廃棄物を処理するためのインフラが整っていないことを憂慮した加山勇雄はこれを機会と見出して加山興業を設立した。

今日、加山勇雄の孫である加山順一郎は、適切な廃棄物処理を通じて豊かな未来を保証するという祖父の使命を引き継いでいる。 そして増大する環境への懸念に適応するべき責任を認識している。

加山興業のRPF
加山興業のRPF

「焼却や埋め立てはもはや十分ではありません」と、加山興業の代表取締役 加山順一郎は言う。

加山興業の施設では、産業廃棄物や建設廃棄物から銅線や木材まで、さまざまな材料を処理している。資源は選別され、販売可能な金属、紙、RPF(Refuse Plastic and Paper Fuel)に加工される。

残渣やその他の危険物は、社内でエシカル(倫理的)に焼却処理される。現在、加山興業に入荷する廃棄物の80%がリサイクルされている。

「私たちはその数字を100%にするために全力を尽くしています」と加山順一郎は宣言する。

受け入れ廃棄物を効率的に処理するため、加山興業は3台のSSIシュレッダーを稼働中だ。

M120とM140の2台の2軸破砕機は、産業廃棄物や建設廃棄物を破砕処理し、下流にある選別装置の選別効率を高めている。加山興業の新施設に設置された Q100の4軸破砕機は、破砕とスクリーンによる均等な粒度調整を可能にして効率的に処理を行うことができる。

なぜSSIのシュレッダーを導入したのかと尋ねると、加山順一郎は加山興業とSSIの共通点が自然にパートナーシップを生んだと答えた。

「私たちは技術革新に全力を尽くしています。SSIも常に革新し、破砕機の改良を重ねてきている点では同じだと感じています」

SSIは技術革新への献身だけでなく、 加山興業で受け入れる廃棄物が変化しても、それを処理し資源の生産を維持しつづける能力を提供している。

「シュレッダーにかけにくい材料は増え続けています。」加山順一郎は語る。

「幅広いリサーチの結果、SSIのシュレッダーが一番破砕困難物の処理に最適だという結論に達しました。」

OTRタイヤを処理するSSI社製2軸破砕機
OTRタイヤを処理するSSI社製2軸破砕機

加山興業が行っているのは廃棄物処理事業だけではない。彼らは環境保護に力を注いでおり、このコミットメントを証明するために、彼らは焼却施設で養蜂プロジェクトを開始している。ミツバチは指標種であり、周辺環境の汚染物質はミツバチのハチミツから検出できる。焼却炉の影響を調べるため、加山興業は蜂蜜の汚染物質検査を実施しているが、現在まで加山興業のハチミツに汚染物質は一度も含まれていない。

カヤマファームプログラムより
カヤマファームプログラムより

養蜂プロジェクトと同様、加山興業は環境とリサイクルに対する意識を高めるために、多様で創造的な戦略を採用し続けている。

彼らのマスコットである恐竜のキャラクター「テラノさん」は、地元のテレビ番組に出演し、子供たちにゴミの減らし方やリサイクルの影響について教育している。

加山興業はまた、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、企業や大学で持続可能なリサイクルの実践について講演している。

加山興業は、廃棄物処理のインフラがまだ発展途上の国々を支援するために、彼らが持っているその専門知識を活用したいと考えていて、ラオスでは危険物の効果的で安全な管理のため、地元企業と提携している。

加山興業は未来に向けて、創業以来73年の経験を活かし、より持続可能な世界の発展を加速させるための教師であり、イノベーターであると自分たちの役割を考えている。

加山興業施設
加山興業施設